群馬県のみなかみ町にある温泉と言えば水上温泉が有名ですが、その次に有名なのは、猿ヶ京温泉ではないでしょうか。
そして、猿ヶ京温泉の手前にある湯宿(ゆじゅく)温泉も、なかなか渋めで良い雰囲気の湯治場です。
湯宿温泉へは何度か行ったことがあり、少し前に猿ヶ京温泉へも初訪問してきました。
今回は湯宿温泉と猿ヶ京温泉とを一緒にまとめてみます。
湯宿温泉・猿ヶ京温泉の概要
湯宿温泉と猿ヶ京温泉の現住所は「みなかみ町」ですが、以前は新治村(にいはるむら)という住所でした。
村だった、というだけあって、静かでのどかなたたずまいです。
いずれも国道17号沿いにあって、湯宿温泉が手前側(南側)にあり、その奥に猿ヶ京温泉があります。
湯宿温泉には数件の宿と飲食店があります。
路地裏に石畳の道があって、地元の方用の共同浴場が並んでいます。
猿ヶ京温泉は赤谷湖(ダム湖)のほとりにあります。
ダムの建設に伴い、猿ヶ京温泉は移転したそうです。
湯宿温泉・猿ヶ京温泉ともに、主な源泉の泉質は「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉」。
群馬県に多い泉質で、口に含むと少し塩の味がします。
温泉の温度は60℃前後のところが多く、熱めです。
ただ、宿では加水されたり、ぬるめの源泉とブレンドされたりして温度調整されていることが多いです。
湯宿温泉・猿ヶ京温泉へのアクセス
最寄駅は、上越新幹線「上毛高原」駅、JR上越線「後閑(ごかん)」駅。
東京駅から上毛高原までは、1時間強で着くことができます。群馬県って、近いんですね。
上越新幹線は割引率が良いきっぷがあるので、個人的には新幹線で行くのが手軽でいいと思います。
駅からは路線バスに乗ります。
バスは沼田市内を出発して、後閑駅と上毛高原駅とに立ち寄って、湯宿温泉・猿ヶ京温泉に向かいます。
湯宿温泉・猿ヶ京温泉の温泉街
湯宿温泉
湯宿温泉には商店が数件あります。年々、その数が減少しているようです。
以前は酒屋があってお酒も買えたのですが、今は酒屋がなく、お酒を買えなくなってしまいました。
なので買い物は、バスに乗る前に上毛高原駅で済ませるのがいいのかも知れません。
ただ、上毛高原駅も改札手前にある駅のコンビニNewDaysと、駅前のお土産屋さんがあるのみです。
お土産屋さんは17時でさっさと店じまいしてしまいます・・・
食事処は、蕎麦屋さんとうどん屋さんが1件ずつ。
うどん屋「五郎兵衛やかた」は、温泉街の旅館「大滝屋」が経営していて、以前行ったときは食事をとると大滝屋のお風呂に無料で入れました。
国道17号沿いに、そば屋「やまいち屋本店」もあります。
ちなみに「やまいち屋」は、これから紹介する「たくみの里」にもお店を出しています。
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たくみの里
湯宿温泉の温泉街から川を挟んだ反対側、高台の上に「たくみの里」というところがあります。
手前に道の駅があり、その奥に宿場町を模した古い建物が並んでいます。
飲食店(そば屋が多め)、群馬県の名産品が買える店、農園、民芸品等を作る体験ができる施設などなど、広い中に様々なお店や施設があって、一日楽しめる場所です。
先ほど紹介した路線バスの中に、この「たくみの里」に寄り道するバスがありますので、行ってみることをお勧めします。
須川茶屋で、お蕎麦とシュウマイのお昼をいただきました。美味しかったです!
「一之宮Cafe」では、みなかみのバームクーヘン屋さん「GARBA」のバームクーヘンが買えます。
ふわっとしてこれまた美味しかったです。
猿ヶ京温泉
湯宿温泉よりお店は多いです。
温泉街自体が広いので、宿やお店は点在している感じでしょうか。
先日の初訪問は平日だったせいか、閉まっているお店が多く、お店を回ることができませんでした。
今後訪問し次第、追記していきたいと思います。
湯宿温泉・猿ヶ京温泉で泊まった宿
湯宿温泉「ゆじゅく金田屋」
明治時代の創業。歌人「若山牧水」が宿泊した宿だそうです。
湯宿温泉「大滝屋旅館」
つげ義春「ゲンセンカン主人」で出てきた宿、として有名ですが、最近大幅にリニューアルしたそうです。(リニューアル前の記録です。)
湯宿温泉「みやま荘」(休業)
ここは割と建物が新しく、安く泊まれてよかったのですが、2016年に休業となってしまいました。
猿ヶ京温泉「湯元長生館」
豪快な野天風呂が断然お勧めです。
僕が湯宿温泉・猿ヶ京温泉に行く理由
湯宿温泉へは8回訪問しています。猿ヶ京温泉はまだ1度だけですが。
どちらの温泉も首都圏から近く、泉質も良いです。
湯宿温泉は湯治場だからなのか、安く泊まれてひとり泊もOKな宿が多いです。
ハイシーズンでもさほど混んでいないところがポイント。
温泉街の雰囲気も渋くていい味出しています。
猿ヶ京温泉はダム湖のほとりで雰囲気はまた変わってきます。
休前日ひとり泊OKの宿が少ないので、平日に狙ってまた行ってみたいところ。
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さて、今度はどちらへ行こうかな。